広告の仕事
2009年 08月 11日
残念ながらNOIKEの広告は手掛けてなかったりします。
広告業界で10年以上仕事をしているので
NOIKEの仕事の中で私が一番力を発揮できるのが
広告の仕事のはずなんですが・・・。
その辺は、まぁ、大人の事情というヤツです・・・。
とはいいつつも、
実は一度だけNOIKEの広告を手掛けたことがあります。
それがこれです。
SEITENの立ち上がりの原稿です。
スタンダートな王道の商品広告ですね。
以前SEITENのデザイン('09.6.10〜23)で書いたように
デザインを主張させずに極力シンプルな表現というのは
雑誌原稿にも反映させています。
新しいロッドのブランドなので
とにかく名前とロゴを覚えてもらうという事を
最優先して作りました。
背景のカラーも他社のロッドの原稿は黒が一番多いので
埋没させない事と、清潔感のある上品な大人のロッドという
イメージにしたかったのであえて白にしました。
広告はただ商品を告知するだけの媒体ではないです。
表現の面白さだけを競う媒体でもないです。
商品をたくさん売る事だけを考えて
広告を掲出するというのもちょっと違うと思います。
商品の背景にある、作り手の想いやソウルを
広告に反映させてお客さんに届けないとダメなんです。
広告表現とメーカーの想いにズレがあるものは
良い広告ではないです。
いつかまたNOIKEの広告を手掛ける事があれば、
もっと色々広告についてお話しできればと思います。
ではまた。