NOIKEのデザイナーは何を考えているんだろう・・・。


by デザインフジワラ
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ツノあり・ツノなし

昨日のブログのオマケ、わかりましたか?
ブログで見せるよりも実物を見てもらいたかったので、
あえて写真はボカしました。

ちなみにkemkem、ツノありkemkem、WILD kemkemで
微妙に表記が違います。 念を押しているというか・・・。



今日は「ツノありkemkem」の話です。

といっても「ツノあり」の表記が入っただけなので
デザインについてお話しする事は特にないです。

b0177760_1175147.jpg

この商品に関しては、
「ツノあり」というネーミングにした所がミソですね。

オリジナルのkemkemにガードが一本付いただけの商品なんで
「ガード付きkemkem」でもいいんですが、「ガード付き」って
機能を説明してるだけの言葉なので、広がりが無いんですよね。

「ツノあり」って言うことで、
カブトムシのオスとメスみたいな感じで
ちょっと親しみが湧くかなぁと思いました。

ケムケムハウスに入れる時にも
ツノありとツノなしを分けてみたりとか。

何となく子供の頃の昆虫採集みたいな感じに
思ってもらえればと。

昨日ブログで書いた
駄菓子屋のイメージに繋がってるんですね。

b0177760_120046.jpg

釣りしてる時の会話でも
「どっちのkemkemで釣ったん?」って聞かれて
「ガード付き」って答えるよりも、
「ツノあり!」って答えた方が、何かちょっと会話が弾みません? ・・・私だけ?

そういうちょっとした事の積み重ねで
商品のキャラクターが出来上がっていくと思います。

どうでもいいことって言えば
どうでもいいことなんですけど、
NOIKEはそんなとこにもちょっとこだわります。

今日はそんな他愛のない話でした。



今日から三連休ですね。
皆さんいい釣りをしてください。
私も一日ぐらいは釣りしようと思ってます。

ではまた。
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# by waterlettuce | 2009-07-18 01:56 | NOIKEの仕事

kemkemのロゴ その4

今日もkemkemの話をしていきます。
いよいよロゴデザインの話です。

これまではデザイン作業に入る前の話をしてきました。
それを踏まえてデザインしていくワケなんですが、
幅広い年齢層に受け入れてもらいたいルアーなので
あまり偏った表現は避けて、誰が見てもわかりやすい
ものにすることを心掛けました。

「スモラバ=kemkem」と覚えてもらえる様な
スモラバのアイコンになるロゴになればいいなぁと。

b0177760_245370.jpg

これがkemkemのロゴです。
スモラバの形を「kemkem」という文字で表現ました。

kemkemのような形に特徴がある商品の場合は
単に商品名をロゴ化するよりも、
商品の形をうまくロゴに取り入れることで、
印象に残りやすいロゴになると思います。

ケムケムカットと呼ばれるフロントラバーが特徴なので
それを強調するような感じで。

中層をフワフワ泳いでいる見え方にする為に
立体感のあるロゴを少し下から見上げたアングルにしています。
バスがkemkemにバイトする瞬間の目線にしたかったんです。



パッケージや印刷物などには上のロゴを使いますが、
ロゴの扱いが小さくなってしまったり、グラデーションが
キレイに再現されにくい時には、下のような簡略化したロゴを使います。

キャップやTシャツはこっちのロゴですね。
媒体や表現のテイストで使い分けます。

b0177760_411331.jpg



背景の色は、明るくて元気なイメージにしたかった事と
店頭での見え方を考えて彩度の高いイエローにしました。

ロゴの紺色はもう少し鮮やかな紺色を使うのが定番なのですが、
駄菓子のちょっとレトロなニュアンスを出す為に
あえて少しくすんだ紺色を使っています。

店頭に並ぶと、どことなく懐かしい駄菓子屋の感じがしませんか?

b0177760_2504668.jpg




パッケージ以外にも、こんなものを作ってます。
ロゴマニュアルというものです。

ロゴマークというのは企業にとっては財産なので、
色んな所で使われた時でも印象が変わらないようにする為に
重要なロゴはこのようにマニュアルを作って管理するんです。

kemkemのロゴはNOIKEにとって
とても大切なロゴですから。


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さらに、してはいけない使用例も作って
間違った使われ方をしないような配慮をしています。
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いかがでしたか?
小さなパッケージですが、
結構色んな事を考えて、細かな作業をしています。

未来のバス釣りを担う子供達が、
kemkemをきっかけに釣りの楽しさを
わかってくれたらいいなぁと思いながら作りました。

気に入ってもらえると嬉しいです。



以上でオリジナルkemkemのロゴの話は終わりです。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

前回お話しした『駄菓子とフライ』のフライの部分は
また近いうちにお話しする事にしますね。





オマケです。
知っている人もいるかと思うんですが
kemkemの台紙には私のちょっとした遊びを入れています。
裏面の注釈をよく見て下さい。 わかるかなぁ?

ではまた。
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# by waterlettuce | 2009-07-17 04:30 | NOIKEの仕事

kemkemのロゴ その3

日曜日に私の所属するクラブチームの
大会があったんですが・・・・。

・・・・・惨敗しました。

テスターの古川君も同じチームのメンバーなんですが
彼はきっちり釣って優勝してました。(ぐやじい!)

もっと釣りに行く回数を増やしたい!
だけど仕事も進めなアカン!

WaterLettuceの秋冬、ホームページの更新、
新ブランドの準備、その他諸々・・・・・。
やる事いっぱいで嬉しい悲鳴なんですが、
釣りに行かんと釣りは上達しないですからねぇ。
デザイナーと釣り人の狭間で揺れています。




というワケで今日もkemkemの話の続きです。

今日のテーマは『駄菓子とフライ』です。 なんのこっちゃ。



竹内プロと話していくうちに
私の中でなんとなくkemkemのイメージができてきました。
それが『駄菓子とフライ』です。

ワケわからないですよね・・・。説明します。

30歳以上の人なら多分わかると思うんですが、
私達が子供の頃は近所に駄菓子屋があって
放課後子供達が集まるんです。

マルカワのフーセンガムとかチョコバット、よう食べたなぁ。

駄菓子屋は子供が夢中になれる場所でした。

kemkemのヘビーユーザーは30歳以上の人が殆どなんですが、
もっと子供にも使ってもらって、バス釣りの楽しさをわかって欲しい
という事だったので、子供にも理解しやすくて大人にもウケるもの・・・。

それで私が考えたのが駄菓子屋のイメージでした。

kemkemが店頭でたくさん並んでる感じは
駄菓子屋に並んでたくじ引きのオモチャみたいな
感じがするんじゃないかなぁと。

駄菓子風のデザインにするということではなく、
デザインのエッセンスとして
駄菓子のニュアンスを取り入れようと思いました。




もう一つ、kemkemの世界感として
取り入れたかったのがフライです。
フライフィッシングの『フライ』ですね。
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kemkemって何となくフライフィッシングに近いかなぁと思ったんです。

ルアーの形もそうなんですが、
カラーやトレーラーの選び方が釣果に大きく影響する所や
シンプルなんだけど極めれば極めるほど奥が深い所も
似ているなぁと思いました。

フライは高尚なイメージがあって、
おおらかなアメリカのバスフィッシングのイメージとは
対極にあるかもしれませんが、
日本人は元来、フライの様なミニマムな世界感って
好きだと思うんですね。

個人的な好き嫌いはあるにせよ
一般的に日本人は大味なものよりも、
コンパクトなんだけど作り込まれていて
奥が深いものを好む傾向があります。
盆栽なんかそうですよね。



『駄菓子とフライ』の意味が分かってもらえたでしょうか?


kemkemは初心者や子供にも取っ付きやすい
駄菓子屋のような窓口の広さを持ちつつも、
フライフィッシングの様な上級者が満足できる
奥の深い世界感を持った商品にしていきたいと考えました。

『入り口は駄菓子屋っぽいけど、中に入るとウマい料理屋だった』
そんなイメージです。

以上の様なことを考えて、
ロゴやパッケージのデザインに着手しました。


次回はやっとこさ実際のデザインの話をします。

ではまた。
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# by waterlettuce | 2009-07-14 02:25 | NOIKEの仕事

kemkemのロゴ その2

kemkemの話の続きです。

今回はデザインの話というよりは、
それに至る前の背景の話です。
でもそれがスゴく重要なんです。

商品ができるまでのストーリーを理解しないと
デザインはやりにくいです。
逆にストーリーがしっかりしていると
自ずとデザインの方向性も見えてくるんです。

では、書いていきますね。



当時竹内プロと良く話していたのが
初心者にも釣り易いルアーが少ないという事でした。

たくさん釣りに行って、たくさん釣る事が上達の一番の近道なのに、
今のルアーって難しくなり過ぎているかもしれません。
プレッシャーとかで釣れにくいとか色々状況はあるんですけど
ルアーの方で釣りをややこしくしてしまっている部分もあると思うんです。

例えば、初心者の人が話題の新作ルアーを買って
一日釣りをしてボウズだったら、
バス釣りがちょっと嫌になると思います。

ましてやそれが子供だった場合
せっかくお小遣いを貯めて買ったルアーを
ロストしてばっかりで一匹も釣れなかったら
もうバス釣りをやめてしまうかもしれません。
最近はルアーも高いしね。

初心者が使っても良く釣れて、
キモがわかっている上級者が使うと更に鬼のように釣れる!
そんなルアーがいいルアーだということでした。

kemkemは結構それに近いルアーだと思うんです。

竹内プロは子供にも使って欲しいので、
販売価格は可能な限り抑えて
少しでも買い易い価格にしたいとのことでした。
だけどルアーのクオリティは落とせない。
パッケージにかかるコスト等を
最小限に抑えていかなければいけません。

そうやって竹内プロと何度もやり取りをしていくうちに
私の中でイメージが出来上がりつつありました・・・。


続きは次回です。

ではまた。
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# by waterlettuce | 2009-07-11 01:44 | NOIKEの仕事

kemkemのロゴ その1

長らくお待たせしていた『ワイルドケムケム』が
間もなく発売になります。

丁度いい機会なので、
今日は『ワイルドケムケム』のパッケージの元になっている
オリジナルの『kemkem』のパッケージのお話をしたいと思います。
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NOIKEと言えばkemkem、kemkemと言えばNOIKEというぐらい
kemkemはNOIKEを代表するルアーです。

実は私が最初に手掛けたNOIKEの仕事がkemkemのロゴです。
社名のNOIKEのロゴよりも何故かkemkemのロゴの方が
先に作ってたりします。



このルアーはもともと竹内プロが
自分で巻いてショップで売っていたものです。

良く釣れると評判で、店頭に並んでもすぐ売り切れてました。

欲しい人みんなに行き渡らない状況で
竹内プロ一人で巻くには限界があるので、
それならばという事で全国展開で販売する事になりました。

私は当時、竹内プロのショップの常連の一人だったんですが、
せっかく全国で売るのなら協力させて欲しいと願い出て
ラフ案をいくつか作って見せたんです。

それで気に入ってもらえたので、
その中の1案をベースにして修正を重ねて
今のカタチになりました。

私とNOIKEが繋がった、記念すべき最初の仕事です。



長くなりそうなんで次回に続きます。

ではまた。
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# by waterlettuce | 2009-07-10 04:43 | NOIKEの仕事