NOIKEのホグ系ワーム
『Donkey BOO』。
『Donkey BOO』がリリースされたのは2013年の6月末。
リリース後もう13年も経っているんですね。
NOIKEの中でも古株のワームに入るかもしれません。
そんな『Donkey BOO』が最近チニングで再注目されています。
以前からチニングで使ってくれている人もいたし
私もそれなりには使ってきたけど、
ここにきて『Donkey BOO』での釣果が急上昇!
そんなわけで今回は改めて『Donkey B00』がどんなワームなのか
私なりに思うことを書き綴ってみようと思います。
『Donkey BOO』がリリースされた当時は
バス釣りでは丁度ベイトフィネスが注目され出した頃。
スピニングタックルやバリバリのベイトフィネスタックルで使う
『Yabby』ほど小さくはなく、
3インチ程度のコンパクトサイズだけどそれなりにボリューム感もあって、
ベイトフィネスタックルでも使いやすいワームということで開発されました。

リップラップやゴロタ周りを丁寧に狙うために作られたクロー系ワーム。
対して『Donkey BOO』はレイダウンや冠水ブッシュなどの
ゴチャゴチャしたカバー周りをストレスなく攻略できるように
スリ抜けを重視したボディ形状になっています。
ハードボトムの『Mighty Mama!!』とカバー撃ちの『Donkey BOO』というように
同じタックルでシチュエーションに合わせて使い分けができるよう
この二つは同じくらいのボリューム感で作られています。
当時は『Smokin' Dad』や『Busy Bro』は無かったので
クロー系、ホグ系は『Mighty Mama!!』と『Donkey BOO』が二枚看板でした。
『Donkey BOO』を使う際の主なリグとしては、
カバーに絡めて使うので王道のテキサスリグであったり、
バレットシンカーにスカートをタイイングしているので
ゴチャゴチャのカバーの中でスカートのアピールで誘えます。
杭撃ちやテトラ撃ちなら『TEXAS kemkem』よりも
まっすぐに落としやすい『KAISHIN Finesse JIG』(旧 強化新型kemkem)。
着底時のフラップアクションが絶妙です。
フワっと落としたい時はジグだけど、
ストンと落としたい時はリーダーレスダウンショット(ジカリグ)。
スリ抜けの良いボディ形状はフォール時に水の抵抗を受けにくいので、
より素早く落としてリアクション的にバイトさせることができます。
『Donkey BOO』はプロトの段階から
どういうわけかビッグフィッシュキラーでした。
早春の琵琶湖でビッグマウスのプリスポーンを釣ったり・・・
淀川でもブリブリの50up!
ちなみにこの頃の私は顔出しNGでした・・・
早春のカバーの中でサスペンドしてる個体には
スタックさせずにカバーの中で誘いやすい
『TEXAS kemkem』と合わせて使うのが定番でした。
季節が進んでスローな誘いでは反応が悪くなってきたら
リーダーレスダウンショットでのリアクションが有効。
これは淀川のテトラ撃ちで釣ったロクマルです。
『Donkey BOO』って比較的コンパクトなサイズなので
もちろん普通サイズの魚も釣れるけど
どういうワケかビッグフィッシュ率が高い。
その理由は私のイメージでは
着底時のフラップアクションが効いているのかなと。
『Donkey BOO』って着底後、少し遅れてフラップがフワっと開きます。
その後ヒゲの部分がユラユラ〜と揺れながら倒れ込むんですが、
このタイムラグのある時間差アクションが
バイトトリガーになっているんじゃないかなぁと個人的には感じています。
人それぞれで考え方はあると思いますが、
『Donkey BOO』はフラップアクションを活かしてナンボというのが私の考えです。
と、前フリが長くなりましたがここまではバス釣りの話で、
ここから先が今回メインのチニングの話。
チニングでは『Donkey BOO』くらいのサイズのワームが定番なので、
現在主流となっているフリーリグスタイルで使っても問題なく良く釣れます。
チニングのフリーリグはこんな感じ。
バス釣りのフリーリグとは違い、ストッパーでシンカーを固定します。
バスと違ってチヌやキビレはワームとシンカーが離れていると
シンカーにバイトすることが多いので固定するんですが、
魚が掛かるとファイト中にストッパーが程良くズレてシンカーが離れるため
重心が分散してバレにくいという利点があります。
フリーリグとはいえ、バスのそれとは少しニュアンスが違いますね。
基本的にはボトムを感じながらゆっくり巻いてくるという使い方。
ここぞという場所で誘ってみたり、ボトムバンプさせたりもするけど、
普通に巻きで使っても『Donkey BOO』は良く釣れます。
確かに良く釣れるんだけど、
でもこれって『Donkey BOO』の特徴を活かした使い方なんだろうか・・・
バス釣りでは主にカバーを狙うワームとして作られた『Donkey BOO』ですが、
チニングではゴチャゴチャしたカバーを撃つっていういうシチュエーションはあまりない。
『Donkey BOO』はフラップアクションを活かしてナンボと思っている私としては、
チニングでもその特徴を最大限に活かして使いたい!
そこから私の中で密かに『Donkey BOO』の探求が始まりました。
時には迷走して最大の特徴と思っているフラップをカットしてみたりとか・・・
迷走しすぎてネコリグにしてボトムを巻いたりもしてました。
実はコレ、結構バイトはあったんですが全くフックアップしない・・・
比較的オーソドックスなものから奇抜なものまで色んな使い方を試してみましたが、
いまいち『Donkey BOO』の特徴を活かした使い方が見つからない・・・
どれも釣れるんですけど魚が釣れたからヨシではなくて
こういう状況は『Donkey BOO』っていう納得感のある説明ができる使い方を見つけたい。
そんなことを考えながら『Donkey BOO』で試行錯誤を繰り返していた時に
昔淀川のバス釣りで『Donkey BOO』を使って良く釣っていたリグを思い出しました。
『Wobble Head』+『Donkey BOO』
昔NOIKEのストアイベントで販売していた『Wobble Head』。
元ネタはアメリカのバスプロ、トミービッフル氏が考案したものですが
ビッフル氏がリリースしていた『Hardhead』はフックサイズがNOIKEのワームに合わないので
竹内プロがフックサイズを小さくしたものを自作して当時ストアイベントなどで試験販売してました。
今ではこういうフットボールヘッドの釣りは
バス釣りだと中層をシェイクしながら巻くというスト系の釣りでも使いますが、
この頃はボトムを感じながら巻くという釣り方で使ってました。
現在主流のフットボールヘッドとビッフル氏の『Hardhead』は狙いが異なるので
厳密にはアイの位置が違ったりと細かい部分はあるんですが、長くなるので割愛します。
この釣りがハマると
イイ魚が釣れるんです!
この時によく使っていたワームが『Donkey BOO』。
色んなワームで試してみたけど、
どういうワケか『Donkey BOO』が
頭一つ抜けてた感じがありました。
私が『Donkey BOO』の一番のストロングポイントだと思っていた
フラップアクションが活かせているワケじゃないけど
なぜか他よりよく釣れる。
本当のところは魚に聞いてみないと分かりませんが、
何となく私が思っている理由付けはこうです。
ザリガニって普段ゆっくり歩いている時はこんな感じですが・・・
危険を察知して逃げる時はこうですよね。
この感じが『Donkey BOO』のシルエットに似ているのかも。
チニングの場合はザリガニ以外の甲殻類もあると思いますが、
ザリガニやエビなどの甲殻類のエスケープアクションって
水の抵抗を減らすためにハサミをたたんでシュッと逃げますよね。カニは違うけど・・・
ネコリグで巻いていた時に一度もフックアップしなかったけどやたらとバイトが多かったのは、
もしかしたら甲殻類のエスケープアクションが出せていたのかもしれません。
『Donkey BOO』はフラップアクション活かしてナンボと思っていましたが、
そこだけにとらわれてしまうと良くないですね。
フラップアクションはあくまで特徴の一つであって、
それよりも全体のシルエットが重要になる時もあるのかなと。
そんな感じで歩いている時と逃げている時のシルエットをイメージするなら、
ザリガニがゆっくり歩く動きをイメージして
エスケープアクションをイメージして
テンポ良く巻きつつ、たまに止めた時にフラップアクションが出せたら最高ですね!
そんな感じで使い分けるのもアリだと思います。
『Donkey BOO』や『Mighty Mama!!』以外にも
同じくらいのサイズ感で特徴の違う4つのアイテムがNOIKEにはあります。
同じ場所で同じように釣りしていても
アクションだったりスピードだったりがちょっと違うだけで
釣果に大きな差が出るのがチニングの面白いところ。
それぞれの特徴を活かしながらどうやって魚にアプローチするか。
その戦略と駆け引きがチニングの醍醐味かなと思います。
存在感はあるけど強く水を動かしすぎない。
もしかしたら今『Donkey BOO』の釣果が良く上がっているのは
それも一つの要因なのかもしれませんね。
ではまた。