Drop Shot SLIM その3
2013年 08月 28日
今日はノーマルの『Drop Shot』と『Drop Shot SLIM』の
使い分けについてお話ししてみたいと思います。
上の画像はどちらも同じ5.2gの『Drop Shot』と『Drop Shot SLIM』。
同じウエイトですが形状が全く違います。
それぞれ形状による長所と短所があるので
使い分けることで釣果に差が出ます。
左の『Drop Shot』はとにかく感度が抜群です。
だけど障害物に対してのスリ抜けは『Drop Shot SLIM』には劣ります。
右の『Drop Shot SLIM』はスリ抜けは抜群にいいですが、
ノーマルの『Drop Shot』ほどの感度はありません。
使用するシチュエーションによって
感度を優先させるか、スリ抜けを優先させるかで
使い分けるのがいいと思います。
最近流行りのパンチショットリグに使うならこんな感じ。
ノーマルの『Drop Shot』(画像上)はキャストしてボトムを感じながら
ズル引きするような使い方が適しているので、
私は『Mighty Mama!!』で使うことが多いです。
使用するシチュエーションはテトラ周りやリップラップ、
他には野池などでボトムの変化を探しながらズル引きします。
『Drop Shot SLIM』(画像下)はストラクチャーを
タイトに撃っていく釣りに適しているので
『Donkey Boo』と組み合わせて良く使います。
狙うストラクチャーはブッシュ周りやウィードポケット、テトラの穴など。
着底後、少し誘ってバイトがなければピックアップっていうような釣り方です。
私は同じパンチショットリグでも
使用するシンカーによってセッティングを少し変えています。
ノーマルの『Drop Shot』ではラインを挟む結束部分をペンチで潰して
先端を鍵状に曲げてスイベルと合体させます。
そしてオーバル型のスプリットリングでフックと繋ぎ、
ラインはスプリットリングに結びます。
ボトムをズル引きするような使い方では
このセッティングで特に問題ないんですが、
このセッティングでストラクチャーを打つ釣りをすると
こういうトラブルが出てきます。
また手返しよくストラクチャーに入れたり出したりを繰り返す事によって
ノットがスピリットリングの切れ目の部分にズレてしまい
ラインブレイクする可能性も出てきます。
そういったトラブルを回避するためのリグがこれ。
スプリットリングを中心にシンカー、フック、スイベルを繋ぎます。
するとシンカーがワームとフックの間に入りにくくなり、
スイベルにラインを結ぶのでノットずれのトラブルも起こりません。
パンチショットリグは今後もっと進化していく可能性のあるリグなので
このセッティングが完成形とは言い切れませんが、
ワームによってフックサイズを換えれる自由度や、フックが鈍った時に
シンカーごとダメにならないというコストパフォーマンスも考慮すると、
現時点では狙うシチュエーションとシンカーによってセッティングを変える
この方法がベストかと思います。
長々と書いてきましたが、『Drop Shot』と『Drop Shot SLIM』は
それぞれに特徴のあるシンカーなので、
どちらか一つで全てをまかなえるモノではないです。
上手く使い分ける事で釣果が大きく変わるシンカーです。
ではまた。