NOIKEのデザイナーは何を考えているんだろう・・・。


by デザインフジワラ
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2018年 02月 23日 ( 1 )

今日もNEWアイテムの『Smokin' Swimmer』について書いてみようと思います。

前回のブログではネーミングの由来について書きましたが、
何故わざわざネーミングの話から始めたかと言うと、
『Smokin'』の意味を分かってもらっておいた方が
使った時に「なるほどね!」と思ってもらいやすいと考えたからです。

おそらくいきなり使うと「アレ?」っと思うはず。

それくらい今までのシャッドテールワームとはタイプの違うワームです。



ところで、NOIKEのシャッドテールワームと言えば『wobble shad』シリーズ。

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画像上が『wobble shad 3"』。
画像下がNEWアイテムの『Smokin' Swimmer 3"』。

『wobble shad』と比較すると『Smokin' Swimmer』の特徴がより分かりやすいと思うので、
同じ3インチの『wobble shad』との比較で話を進めていくことにします。



まずはボディ形状。

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『wobble shad』のボディはリング形状。

単純なリングボディではなく、
水を掴む部分と逃がす部分とを考えて作られた複雑な形状のリングボディ。

リングボディの利点は水噛みが良くなることで水を動かす力が大きくなり、
それによってリトリーブの感覚も掴みやすくなります。

また、見る角度によってシルエットが変化するのもリングボディの特徴です。



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『wobble shad』に比べると『Smokin' Swimmer』のボディ形状は至ってシンプル。
一応リブはありますが、基本的にはフラット面にスジを入れた程度です。

水を掴むボディ形状ではなく、水を逃がすボディ形状といった感じでしょうか。

全体的なボディのシルエットもシャッドライクな形状にまとめています。




次はテール形状。ここが一番大きな違いですね。



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『wobble shad』のテール形状は比較的オーソドックスな団扇型のテール。

形状自体はオーソドックスですが、テールの厚みやボディとの繋がり部分の肉盛りの加減など、
ちょっとした事でアクションの質が変わってくるので、
この部分のバランスは開発スタッフが最も時間を掛けてテストを繰り返した部分。

『wobble shad』は最大限に水押しが強いウォブリングアクションが出るように作られています。




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『Smokin' Swimmer』のテール形状。

『wobble shad』と同じように撮れないので、横に寝かせて撮ってます。




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こうやって比較した方が違いが分かりやすいですね。

団扇型の『wobble shad』のテールはいかにも水を掴みそうですが、
『Smokin' Swimmer』のテールはあまり水を掴まなそう・・・。

しかし『Smokin' Swimmer』はここに大きな特徴を持たせています。





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『wobble shad』のテールを横から見るとこんな感じ。

団扇型のテールを斜めに角度を付けたカタチで装着しています。

『wobble shad』に限らず、一般的にシャッドテールワームってこういう感じに
少し角度を付けたテールになっている事が多いと思います。

こうする事によってテールがキレイに動きやすくなるので
このカタチを採用するシャッドテールワームが多いんだと思います。


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しかし、テールに角度が付いていることによって、動き出しの瞬間にどうしても水が逃げてしまいます。

水を掴んでからはしっかり動くんですが、動き出しの瞬間に若干のタイムラグがある。

ワームのサイズが大きくなればなるほどこのタイムラグは大きくなり、
小さいサイズ、例えば『wobble shad 2"』などはそれほどタイムラグは感じられませんが、
このテールの付け方には、わずかながらでもタイムラグが出るということを覚えておいてください。



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そしてこれが『Smokin' Swimmer』のテール形状。


もうお分かりですね。




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『Smokin' Swimmer』の湾曲したテール形状は
動き出しの瞬間に水をしっかり掴むので一般的なシャッドテールワームに比べて
テールアクションのレスポンスがかなり早いんです。

そして団扇型のテールではなく、細長く横幅を抑えたテール形状の為、
動き出しは速いですが、そのアクションは極めてナチュラル。

水押しはナチュラルなんですが、弱々しくヒョロヒョロ動くんじゃなくてシャカリキにパタパタと動く感じ。


そのアクションの感じがとても『Smokin' 』なんです!


イメージ的にはグラブとシャッドテールの間の子のようなアクションって感じですかね。



水噛みの良いリングボディに強くウォブリングするテールが装着された『wobble shad』は
水押しの強いアピール重視のシャッドテールワーム。

それに対し、水を逃がすシャッドライクなボディ形状に
レスポンスの良いテールが装着された『Smokin' Swimmer』は
ナチュラルなアクションが特徴の喰わせ重視のシャッドテールワーム。

プラグで例えるとクランクベイトとシャッドぐらいの違いがあります。

シャッドっていうか、バイブレーション的な要素もあるんですが・・・。



同じシャッドテールワームでも『wobble shad』とは真逆の特性を持った『Smokin' Swimmer』。

「アピール重視」と「喰わせ重視」で状況に応じて使い分けていただければと思います。




というワケで、今回もかなり長文になってきましたが、
ここまでの説明だったら単に形状の違いからくるアクションの性質を説明しただけ。

大事なのはこの先の話です。


『Smokin' Swimmer』のテールは今までにあまり無いタイプの新しい形状と言えますが、
ナチュラルなアクションを生み出すためだけにこの形状になったワケではありません。

ナチュラルなアクションのシャッドテールワームって他にも沢山ありますから。


動き出しが早くてナチュラルなアクションっていうのが『Smokin' Swimmer』の特徴。

ナチュラルなだけじゃなくて、動き出しが早いっていうのがキモです。

そのためにこういうテール形状になっています。



新形状・新機能だから良いというのではなく、
大事なのはそれをどう使って釣果に結びつけていくか。

この時期は各社から新製品が発表される時期なので、あえてその事を声を大にして言いたいです。

せっかくの新機能も意図を理解して使わなければ宝の持ち腐れなので・・・。


というワケで、次回はいよいよ『Smokin' Swimmer』の確信に迫ります。



ではまた。




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by waterlettuce | 2018-02-23 23:41 | NOIKEの仕事